NEWS NO.123(2016年度)
Dear RGU ~青年海外協力隊 マレーシア報告Ⅴ
第五弾になる今回の報告では、キナバル公園局の同僚のヘンリーさんとドリアン狩りに行った時の様子を会話形式で、盛りだくさんの写真と共にお伝えしていきます!!
ドリアンは果物の王様とも呼ばれており、ホテルやタクシー、また公共施設では持ち込み禁止の張り紙があるくらい強烈な匂いを放ちます。しかし、同時に甘みも強く栄養豊富で知られる魅惑の果実です。それでは当日の様子をどうぞ。
~ある休憩時間の会話で~
ヘンリー:「かずや!!今度の休みは何をしているんだ?」
かずや:「え?どうしたの急に!うーん?特に予定は何もないかな~」
ヘンリー:「よし!うちの畑へドリアン狩りに行こう!!ドリアンのシーズンだからね!」
かずや:「本当に?ドリアンの実が木になっているのをじっくりと見たことがないから行きたかったんだ!!やったね!」
ヘンリー:「よし、決まりだな!」
かずや:「楽しみだなぁ~」
~数日後の休日~
ヘンリー:「さて、畑に到着したぞ!」
かずや:「ここがテルピッドという地区にあると言っていた畑か。キナバル公園から東方面に約1時間半くらいの距離だね」
ヘンリー:「よし、じゃあさっそく獲りに行こう!」
かずや:「しかし、今日も暑いね。(畑というから整備されてると思ったらほぼジャングルじゃん!笑)」
ヘンリー:「ドリアンの前にまずはランブータンがあるから、そっちへ先に行こう!」
かずや:「へぇ~ランブータンもあるのか!いいね!」(写真2)

写真2
ヘンリー:「この竹を使って獲るよ!ほら、簡単でしょ!」(写真3&4)

写真3

写真4
かずや:「その竹貸して!!獲りたい!!それにしても鮮やかな赤色だね!」(写真5&6)

写真5

写真6

写真7
ヘンリー:「竹じゃ獲るのに時間がかかるから木に登って獲ろう!!」(写真7)
かずや:「気を付けて!(ヘンリーを横目にランブータンを食べてみたら、甘い!!おいしい!)」
ヘンリー:「ほら、どんどん落とすから拾ってね!」
かずや:「はいはい!まかせて!」
ヘンリー:「よし、ランブータンはもういい!次に行こう次に!」
かずや:「まだ、他に何があるの!?」
ヘンリー:「タラップという実が生ってるよ」(写真8&9)
かずや:「へぇ~初めて見たかも知れない!獲らせて!」(写真10)
ヘンリー:「中身はこんな感じ!アイスクリームを食べる時の様に食べるんだ!」(写真11)
かずや:「あ~甘みとほんのり酸味があっておいしいね!!」
ヘンリー:「じゃあ、次はナンカね!」
かずや:「え!?まだあるのか!!」
ヘンリー:「棒で落として食べよう!」(写真12&13&14)

写真12

写真13

写真14

写真15
かずや:「これは食べたことある!おいしいよね!」(写真15)
ヘンリー:「よし、次はランサを獲りに行こう!さぁ!移動だ!」
かずや:「え!?ドリアンの他にまだあるの!?ランサは好物だしまぁいいか笑」
ヘンリー:「あ~、このパイナップルはまだ小さいね。また今度だ」(写真16&17)

写真17
かずや:「パ、パイナップルまであるのか!?すごいなこの畑!!なんでもあるね!」
ヘンリー:「ランサはたくさん生ってるけど、まだ熟れてないかも・・・」(写真18&19)

写真19
かずや:「ぶら下がって獲れそう!でも、完熟してないのが残念!酸っぱい」(写真20&21)
ヘンリー:「じゃあ、最後にドリアンを獲りに行こうか!」
かずや:「やっと見れる・・・。遂に!!」
ヘンリー:「さっ!着いたよ!これがドリアンの木だ!」(写真22)
かずや:「こんな!急斜面にあるんだ!!」
ヘンリー:「お!あっちにドリアン生ってるね!では、少しここで待機しよう。その内いくつかドリアンが落ちてくるはずだから」(写真23&24)
かずや:「あ~ドリアンが木に生ってる!じっくり見たのは初めてだ!感動!(ドスンっ!)」
ヘンリー:「ほら、落ちてきた!ちょっと拾ってきて!」

写真25
かずや:「あれ、頭に当たったら大怪我するし、最悪の場合は・・・」(写真25)

写真26
ヘンリー:「それ、割って食べよっか!開けるからちょうだい!」(写真26)

写真27
かずや:「拾いたてのドリアン!!新鮮だ!甘い!匂いは・・・ドリアンだね笑」(写真27)
ヘンリー:「おいしいでしょ?」
かずや:「うん!うまいね!そんなにたくさん食べられないけども笑」

写真28
ヘンリー:「よし、少し休んだら帰ろうか!獲ったランブータンとドリアン!」(写真28)
かずや:「そろそろ戻ろうか!結構たくさんドリアン獲れたね!」(写真29&30)
ヘンリー:「気を付けてピックアップトラックに積んで!」(写真31&32)
かずや:「まかせて!!それにしてもドリアンはトゲが鋭くて固いね~!」
ヘンリー:「それじゃ、家に帰ろうか!」
かずや:「ヘンリー!!今日はありがとう!貴重な体験ができた!」
ヘンリー:「お!道端で親戚のおじさんが収穫したドリアンを売ってる笑」(写真33)
かずや:「そう言えば今のシーズン道端でたくさんドリアンが売られてるのをよく見るね。」
といったように、この日は早朝から夕方まで一日たっぷりと果物狩りを楽しんで体験することができました。このようにして公私ともに同僚には大変お世話になっています。
年中を通して多くの果物が生っているというイメージがある、東南アジアの国マレーシアですが、果物によってはシーズンがあり、それぞれバラバラです。日本でいえば南から北上する桜前線のようなイメージです。今この地域でドリアンがたくさん獲れてる。もうそろそろこの地域もドリアンのシーズンに入る。という会話もちらほら耳にすることがあります。
最後に、マレーシアにおいての生きとし生けるものはドリアンが好きなのかもしれませんね。蟻もドリアンに群がります笑(写真34)

写真34
それでは、また。