NEWS NO.134(2013年度)
元野幌農場黒毛和種子牛が高価格でせり落とされる
元野幌農場が2014年1月9日にホクレン南北海道市場に出荷した「夢芳福久25」が、789,600円(税込)の高価格でせり落とされました。「夢芳福久25」の父は芳之国、母はゆう21(安福久-平茂勝-金幸)で、受精卵移植によって当場で生産しました。出荷時の日齢257日、体重364kg(DG1.4)で、発育良好で性質温順な牛でした。今回の価格は、同月の市場に上場された受精卵移植産子(120頭)のトップセールでした。
「夢芳福久25」は、元野幌農場で取り組んでいる人工哺乳の試験によって育てました。現在の高い市場価格の後押しもありますが、日ごろ管理している学生および元野幌農場職員の地道な努力の成果でもあります。
「夢芳福久25」の母「ゆう21」は、平成24年度全道共進会の48ヶ月未満の経産牛部において1等1席を獲得しています。また母「ゆう21」の全姉妹(のぶこ21)の産子のうち、 2013年11月に出荷した去勢肥育牛(父:安茂勝)はBMS No.10 (A-5)に格付けされ、またその弟(芳之国)は2013年7月の子牛市場で640,050円(税込)の高値でせり落とされています。「ゆう21」と「のぶこ21」の家系は元野幌農場を代表する家系で、今後の活躍に大きな期待を寄せています。
子牛市場出荷前の体重測定 | せり落とされた際の電光掲示板 |