NEWS NO.72 (2017年度)
「世界展開力強化事業」タイ・カセサート大学学生(第1グループ)の研修開始
酪農学園大学、北海道大学、東京大学の3大学とタイのカセサート大学は、文部科学省の「大学の世界展開力強化事業(AIMSプログラム)」に採択され、単位互換をともなう獣医学部学生の交換留学(臨床研修)を行っています。この取り組みの目的は、タイではASEAN諸国のリーダーとなる獣医師を、日本ではアジアの状況を把握し世界的な視野で活躍できる獣医師を育成することで、4年の事業実施期間中、今年が最終の4年目です。
本学と北海道大学は、9月よりカセサート大学から15名の留学生を受け入れ、2グループに分かれて両大学で6週間ずつ、合計12週間の研修を行います。このたび、本学で研修を行う研修生8名の開講式が9月19日(火)に行われました。
はじめに、本学獣医学群学群長の及川伸教授(ハードヘルス学ユニット)が冒頭にタイ語であいさつし、「今までカセサート大学から60名の学生をお迎えし、今年またみなさんの開講式を行うことができ、うれしく思います。このプロジェクトは今年度で終了しますが、本学とカセサート大学との交流は今後も継続して行く予定です。3カ月間の留学生活で新しい知識や技術を得ると同時に、文化交流で多くのことを学んでください。みなさんが両国間の架け橋となることを切に望んでいます」と述べました。
続いて、カセサート大学獣医学部附属病院のワンチャート・イパディクト教授が「酪農学園大学からの留学生を、来月から私たちが研修に迎えます。この交換プログラムはすばらしいプロジェクトで、異なる環境の中で獣医学を学ぶ学生たちが交流する、貴重な機会です。タイからの研修受け入れの準備をしていただいたみなさんに感謝いたします」と述べました。
その後、カセサート大学研修生が自己紹介をし、記念品の贈呈が行われました。