NEWS NO.19(2018年度)
Dear RGU~青年海外協力隊ペルー報告 柴田柚香さんVOL.1
Hola!
初めまして生命環境科学科、環境リモートセンシング研究室(星野ゼミ)卒業生の柴田柚香です。
私は現在、青年海外協力隊(JICA)の環境教育隊員として、ペルー北西部の港町パイタというところで、地元の小学生、住民(特に漁師さん達)に対して環境教育活動を行っています。期間は2017年10月より2019年10月までの2年間で、任地に赴任して約8か月が経ちました。
配属先はパイタ郡役所の環境・衛生管理部署というところで、カウンターパートを含めた4人の同僚と学生ボランティアの方たちと一緒に活動しています。
パイタはペルーでは2番に大きい港があり漁業が盛んな町で、他国の海産物加工工場が40か所あり、外部から働きに来ている人達も多くいます。ちなみに日本の水産加工会社もあります。パイタは人口1万5千人ほどの小さな町で観光客や外国人もほとんどおらず、人生で初めて会った外国人だと言われることが多々あります。夏は乾燥しており、水不足で断水が毎日起きたり、時々停電したり、冬は15度まで気温が下がるのですがお湯が出ないため、水シャワーで体を洗ったりと日本とは違う環境で慣れるのに苦労したこともありますが、任地の人達の優しさやのんびりとしたおおらかさのお陰で、居心地良く毎日過ごすことができています。
活動内容としては、小学生達にゴミや海の汚染、食物連鎖など、主に海洋を中心としたテーマで授業を行っています。また、漁師さん達には海洋ゴミが魚や海洋生物に与える影響、水質汚染が与える健康被害を日本の事例を交えながら講演活動をしています。
6月5日世界環境デーの日は、私が授業をしている学校の生徒、先生やボランティア団体、同僚たちと環境保護を訴えるマーチングと近くの浜辺で植林活動をしました。
今後は環境教育の指導教材作成や学校の先生達に対する講演活動を行っていきたいと考えています。
活動や生活面でも支えてくれている任地の人たちや日本でお世話になった方々への感謝の気持ちを忘れず、今後の実りある活動をしていきたいと思います。
それではまた。 Hasta luego!