NEWS NO.19（2015年度）
１年生の農場実習が始まる
５月11日（月）から、新入生の農場実習「健土健民入門実習」が始まりました。５月から７月末まで、キャンパス内の附属農場や関連施設で基礎的な農作業を行い、初歩的な技術を学びながら畜産と農業の基礎を理解します。酪農生産ステーションでは乳牛の飼育について、肉畜生産ステーションでは肉牛と中小家畜の飼育について学び、作物生産ステーションでは作物の栽培管理を行います。また、バターづくりや、白樺並木での樹木データ収集も行います。
この実習は、本学の建学の精神である「健土健民」を体験的に理解し、自分たちの食料が動植物の生命に由来して生産されていることを体感するとともに、共同作業において仲間との協調性を身につけることを目的としています。
実習初日は、酪農生産ステーションでは、各施設の説明後、乳牛へのエサやり、搾乳、体格測定などが行われました。
●酪農生産ステーションでの実習の様子
 |  |  |
| 晴天のもと、実習開始 | 脱臼した牛を病院へ運搬する手伝い | 繋ぎ飼い牛舎に入る |
 |  |  |
| 乳牛の基礎を学ぶ | 放牧地で牛を観察 | 放牧地の牛たちが寄ってくる |
 |  |  |
| エサやり | 哺育牛舎で子牛を観察 | 生後3日です |
 |  |  |
| 飼料の配合について学ぶ | バイオガスプラントについて学ぶ | 体重を測定 |
 |  |  |
| 搾乳の模擬練習 | 搾乳パーラー | 乳頭をキレイに |
 |  |  |
| 手をいっぱいに伸ばして搾乳 | 実習の最後に、朝搾った牛乳を いただきました | お疲れさま、乾杯！ |
肉畜生産ステーションでは、牛舎掃除、エサの配合、エサやりが行われました。
●肉畜生産ステーションでの実習の様子
 獣医学類1年生たち
エサやり |  掃除 |  飼料の配合 |
ほとんどの学生たちは牛に触れるのは生まれて初めてで、口を揃えて「楽しかった！」と話しました。また、「乳牛を間近に見て、その大きさに圧倒されました」「搾乳する前と後で、乳房の張りが全く違うことを、直に触って実感できました」「伴侶動物の獣医師を目指して入学したのですが、牛がとてもかわいらしくて、今は生産動物にも心が傾いています」「牛がしっかりと調教されているので、扱いやすかったです」などと感想を述べました。