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Channel: 在校生の方へ –酪農学園大学 | 獣医学群・農食環境学群
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第10回三愛賞・第6回特別三愛賞授賞式を開催

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NEWS NO.115(2014年度)

第10回三愛賞・第6回特別三愛賞授賞式を開催

 

 獣医学科同窓会、が顕著な活動を行った同窓生を表彰する第10回「三愛賞」、並びに本学獣医学科および同窓会の発展に寄与した教職員(OBを含む)を表彰する第5回「特別三愛賞」の授賞式が10月9日(金)、本学学生ホールにて開催され、獣医学科同窓生や教員、学生、学園関係者約100名が出席しました。

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 授賞式では、南繁獣医学科同窓会会長より、第10回「三愛賞」を受賞した河野勝氏(元・動物愛護病院院長 獣医学科1970年卒業、第2期)と、第6回「特別

三愛賞」を受賞した平棟孝志氏(本学獣医学部初代学部長(1996年)、2013年退職)に、賞状と盾が贈られました。

P1010068 河野氏は、本学の酪農学科を卒業後、獣医学科の2期生として学び、当時は産業動物の獣医師に進むのが主流だった中で、ふるさとの東京で動物病院を開業し、小動物臨床の先駆けとして活躍しました。これまでに多くの優秀な臨床獣医師を育てたことや、関東地域の本学同窓生による「白樺会」という勉強会を立ち上げ、現在の「酪小獣」(伴侶動物分野の同窓生の全国組織)結成の道筋を作ったことが高く評価されての受賞となりました。

 受賞記念講演で、河野氏は「動物病院の1日~つつじヶ丘動物病院の場合」と題して、動物病院における一日の業務の流れを説明し、獣医師として心がけてきたことを話しました。「動物愛護とは、捨て犬や捨て猫をなくすことだと思います。そのためには避妊や去勢の手術は必要で、飼い主を説得しています。動物は家族以上の存在なので「患畜」とは言わずに「患者」と言っています。動物は話ができないので、飼い主からよく話を聞くことが重要です。動物病院の経営にとってメリットは少ないですが、予防に力を入れてきました。」。そして最後に、「学生のみなさん、良い獣医師になってください」と激励の言葉を述べました。

 

P1010067 平棟・元獣医学部長は、鳥取大学農学部獣医学科卒業後、農林水産省に勤務し、1982年より本学に勤務、家畜伝染病の専門家として教育研究に努めるほか、初代の獣医学部長として大学運営に貢献したことが称えられての受賞となりました。

 平棟・元獣医学部長は、「このような賞をいただき、ありがとうございます。先日、台風18号による豪雨で被災した茨城県常総市で動物病院を開業している卒業生に電話したところ、被災したことを知った同級生が入院している動物を預かってくれたり、機材を使わせてくれたりして助けてくれ、同窓生のありがたさが身にしみたと言っていました。同窓生の行いは建学の精神そのものだと思います。三愛精神をどう実践するか、翻訳することが大事です。獣医学部はよき伝統を築き上げてきました。学生の皆さんもぜひ、卒業したら同窓会生として三愛精神を実践していってください」と述べました。

 

 

 授賞式の終了後は、中央館の2階談話室に会場を移し、茶話会が行われました.

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