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第14回全日本ホルスタイン共進会北海道大会が開催 本学園が快挙!

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NEWS NO.128(2015年度)

第14回全日本ホルスタイン共進会北海道大会開催

本学園が快挙!

乳牛のオリンピックとも言われる第14回「全日本ホルスタイン共進会(全共)」北海道大会が、10月23日~26日に、安平町共進会場で開催され、本学園出品の3頭が好成績を収めました。

9月19日・20日に安平町の北海道ホルスタイン共進会場で開催された、全共の選抜会となる北海道ホルスタイン ナショナル ショウで、本学園から5頭出品したうち、3頭が全共への出場を決めました。大学出品の乳牛が全共に出場するのは初めてのことで、高校からの全共出品は、1975年の兵庫大会にて、コルンダイク バター ガールが、第10部(父 ホワイト バーチ バター ボーイ 父系統群 経産 母を翼にする同父娘牛4頭1組)優等賞1席(当時機農高校出品)に入賞して以来、実に40年ぶりとなりました。

全共は、(一社)日本ホルスタイン登録協会(東京)が主催して、5年ごとに開かれていましたが、2010年に宮崎県で口蹄疫が発生し、翌年に延期されたものの、東日本大震災が発生したため、開催が再び見送られました。今回は10年ぶりとなる大会で、北海道での開催は初めてのことです。

DSC_0016 (kouhou-HP の競合コピー 2015-11-04) (kouhou-HP の競合コピー 2015-11-04)9p-1共進会場候補2 (kouhou-HP の競合コピー 2015-11-04)9p-1共進場

10月24日と25日に本審査が行われ、全国から出品されたホルスタイン種349頭、ジャージー種31頭が体型の美しさを競い合いました。審査の結果、本学園からは、オークリーフ MBB ソフイア第2部(育成牛)優等賞1席(酪農学園フィールド教育研究センター出品)、トワノモリ SH アイデイ サンチエス リズ ET 第3部(育成牛)1等賞2席(とわの森三愛高校出品)、トワノモリ アボンレア エクスサイテーシヨン コラ ET (ジャージー種)第17部(経産牛)優等賞2席 (酪農学園フィールド教育研究センター出品)となりました。大学出品の乳牛が優勝するのは史上初めてという快挙を成し遂げました。

ソフィア オークリーフ MBB ソフイア第2部(育成牛)優等賞1席(酪農学園フィールド教育研究センター出品)

リズ

トワノモリ SH アイデイ サンチエス リズ ET 第3部(育成牛)1等賞2席(とわの森三愛高校出品)

コラトワノモリ アボンレア エクスサイテーシヨン コラ ET (ジャージー種)第17部(経産牛)優等賞2席 (酪農学園フィールド教育研究センター出品)

 

23日には、「全国高校生リードマンコンテスト」が行われ、全国の27高校から57名が牛を引き、美しい姿に見せるよう競い合いました。とわの森三愛高校アグリクリエイト科機農コースの1年生から3年生まで8名の生徒が出場し、2年生の部で中川拓哉さんがベストリードマン(1位)に、3年生の部では、尾藤瑞菜さんがセカンドリードマン(2位)を獲得しました。

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また24日、札幌会場(道庁赤れんが前広場)では、リードマンコンテスト・デモンストレーションが行われ、本学の学生6名が実演しました。一般の人たちに審査方法などが分かりやすく解説され、学生たちも本番さながらの真剣な面持ちで牛を引いて歩きました。

IMG_96439p-6 赤れんが (kouhou-HP の競合コピー 2015-11-04)

 

◎本学園の関わり(全ての催事に、高校生、大学生、教職員約300名が関わりました)

10月17日~27日 ・出品牛の衛生対策・診療(獣医学類・学部の教員、学生)
18日~27日 ・出品牛の管理(高校生、大学生、農場職員、教員)
22日 ・酪農セミナー(大学生、職員、教員)
・高校生交流パーテイ(高校生、教員)
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23日 ・開会式プラカード持ち(女子高校生)
・リードマンコンテスト(高校生)
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23日~26日 ・乳牛改良歴史展(大学生、教員)
・大学PRブースの出展(職員)
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24日
(札幌会場)
・リードマンコンテスト・デモンストレーション(大学生、農場職員、教員)IMG_9317 (kouhou-HP の競合コピー 2015-11-04)IMG_9694
                                                   
24日~25日 ・牛削蹄実演会(農場職員)
24日~26日 ・花摘み隊~審査場内の糞取り(大学生)
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リードマンコンテスト
2年生の部 ベストリードマン(1位)
中川拓哉さん(アグリクリエイト科 機農コース)
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リードマンコンテスト
3年生の部 セカンドリードマン(2位)
リズを引いた
尾藤瑞菜さん(アグリクリエイト科機農コース)
「とても緊張しましたが出場間際に仲間のアドバイスを受け、平常心を保って牛を引くことに集中してやりきりました。実家は福島県で酪農を経営しているので、修行を積んで後を継ぎたいと思っています」 「リズを信じて、いつも通りに頑張りました。実家は十勝管内の芽室町で畑作農家をしていますが、私は牛が大好きなので酪農家のお嫁さんになりたいです」
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ソフィアを引いた
立石奈恵さん(循環農学類4年 家畜改良学研究室)
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コラを引いた
片山美香さん(循環農学類4年 家畜改良学研究室)

「実家は日高で酪農を経営しているので、小さい頃から牛には慣れていますが、全共ではみんなのソフィアへの期待がプレッシャーとなり、とても緊張しました。

3月から、全共出品を目指してプロジェクトチームを立ち上げ、学生16名で牛の管理をしてきました。リードマンは選抜で決めましたが、プレッシャーを押しのけ、みんなの思いを背負って頑張りました。

「みんなの力で素晴らしい結果を生みました。私たちがやりやすい環境を作ってくださった先生方、農場職員のみなさんに感謝しています」
IMG_9999 プロジェクトチームを代表して
循環農学類4年の永井慎太郎さん(写真後列中央)と情野裕樹さん(写真後列一番左)は、「朝早くから夜遅くまで、とにかくみんなで頑張りました。牛を1日に3回洗い、2回歩かせるなど、一般の農家では難しい、大学だからできる細かいコンディショニングが快挙のカギになったと思います」と話しました。
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循環農学類 家畜改良学研究室の髙橋茂教授(写真前列右から4人目)は、「全共出品の背景には、日頃の飼養管理を献身的に支えてくれた高校生や大学生の努力と地元江別市の酪農家の皆様、チーム石狩の皆様、そして応援していただいた卒業生の皆様など、多くの関係者のご協力をいただいたからこそ実現できたものと、心より深く感謝申し上げます」と、関係者を代表し感謝の言葉を述べました。


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