NEWS NO.40(2016年度)
Dear RGU~青年海外協力隊 東ティモール派遣前の訓練報告
みなさん、こんにちは。
2016年3月に獣医学部を卒業した城戸大樹です(獣医組織解剖学ユニット)。卒業後、JICAの青年海外協力隊に参加しています。今年の7月から2年間(2016年7月ー2018月7月)環境隊員として東ティモールの環境省に派遣予定です。
現在は福島県のJICA二本松訓練所というところで70日間の派遣前訓練というものを受けています。我々28年度1次隊の二本松訓練生は約160名で、アフリカ・アジア・中東地域28カ国へ派遣予定の隊員が集まっています。
この訓練では、ボランティアについて、国際協力について、任国で必要な知識や技術、また、活動を円滑に行う為の語学学習などを行っています。たくさんの講座や、所外での活動もありますが、訓練所での半分以上の時間は語学学習の時間に当てられています。非英語圏に行く隊員も多く、インドネシア語、ポルトガル語、モンゴル語、スワヒリ語など、14の言語がここで学ばれています。ちなみに私の訓練言語はポルトガル語です。みな訓練言語で挨拶してくるので、私はポルトガル語で返事をしています。ちゃんとした内容は理解できなくても、挨拶しているのだなというのは雰囲気でわかります。言語は単なるツールであるというのはこういうことだと思いました。
ポルトガル語のクラスの様子(一番右下が城戸)
任国のことは自分の目で見てから紹介したいので、今回は訓練所での生活について少し紹介したいと思います。
【訓練所での一日の流れ】
6:00 | 起床 |
6:30 | 朝の集い |
7:10 | 朝食 |
8:45 | 語学学習 3コマ |
11:35 | 昼食 |
13:00 | 語学学習 or JICA講座 |
17:00 | 講座終了 |
18:00 | 夕食 |
19:00~22:00 | 自習時間 or お風呂 |
23:00 | 消灯 |
朝の集いでは訓練生の点呼、国旗掲揚、ラジオ体操、25分間のランニングなどを行います。語学は多くて1日5コマ。毎日宿題が出るので、5時間以上勉強していることになります。講座は講師の方による講話、ワークショップなど様々のことを行なっています。自分の知らない分野は面白く、非常に勉強になります。
また、訓練所には多様なバックグランドを持った人が集まっており、みな情熱的で魅力的な方ばかりです。1次隊は4月から訓練という時期の関係で、全体の約4割の方が小中高などの学校の先生、私のような新卒での参加者は1割程度です。たくさんの人と友達になり、技術やスキルを教え合ったり、志望動機や今後の活動についてなどを語ったりしています。全員と仲良くなったとはいえませんが、この訓練は多くの人に出会い、様々な考えを聞くことができる素晴らしい空間だと思います。是非ここでの出会いを今後の活動に活かしていきたいと思います。
訓練所の様子についてはJICA二本松のフェイスブックページに写真や動画などで公開されているので、興味のある方は是非ご覧ください。私自身もブログ(https://note.mu/281eetimorleste)で情報を発信しています、こちらも良ければどうぞ。
まだ訓練は終わっておらず、最終試験に向けて勉強中です。
訓練を無事終え、これから2年間実りある活動をしていきたいと思っています。
では、また
城戸大樹