NEWS NO.147(2016年度)
第8回循環農学類セミナー開催
11月9日に行われた循環農学類セミナーでは、昆虫、特にアブの研究に取り組んでいる佐々木均教授(応用昆虫学研究室)が「Tabanus yakuensis Ouchi 復活の顛末 – Joy of Taxonomy –」と題して講演しました。
佐々木教授は、まず学名に関するルールを説明した上で、アブ属 (Tabanus 属) におけるT. kanoiとT. yakuensis Ouchiが同物異名であることを明らかにした自身の研究を紹介しました。
聴講した学生からは「長年培った研究者とのネットワークを活かして台湾や中国などの博物館などに出向き、丹念に標本と文献を探索した地道な研究活動の話からは、基礎研究の醍醐味が感じられました」などの感想がありました。