NEWS NO.163(2016年度)
DEAR RGU ~JICA 青年海外協力隊 ボリビア報告Ⅴ~
みなさん、こんにちは。ボリビアではやっと半袖で過ごせるようになり、12月21日からは夏になります。それと同時に雨季にもはいりときどきスコールのように大雨が降ったりします。現在ボリビアでは、水不足により国家非常事態宣言がでておりいくつかの県で深刻な水不足状態が続いています。私の任地のバジェグランデでも先日5日ほど断水が続きました。
今回はボリビアの食べ物について少し紹介したいと思います。
~軽食~
ボリビアの人はあまり朝ごはんをしっかり食べません。お茶やコーヒーとエンパナーダといわれるパンで済ますことが多いです。しかし、そのかわりに10時頃に必ずお菓子タイムのような軽食タイムがあります。そのときに食べられるのが左の写真のサルテーニャです。具は場所によってまちまちですが、お肉と芋などの野菜とスープが入っています。このスープをこぼさないように先端から上手に食べます。スープをこぼさずに綺麗に食べることが出来る人はキスが上手だなんて話もあります。また噂では、このサルテーニャ1つだけで800Kcal近くあるとかないとか・・・。
~ご飯の前に~
ボリビアではお昼ご飯をみんなしっかり食べ、夜ご飯はパンとお茶で済ますことがほとんどです。そのため、どんなにサルテーニャを食べようとお昼ご飯は欠かしません。こっちのお昼ご飯はコンプレートといって、はじめにスープ、そのあとにご飯ものがでてきます。スープは鶏肉や牛肉を何時間も煮込んで作られたもので私の任地ではスープとモテと言われるとうもろこしをゆでたものを一緒に食べます。
~やっとメインのお昼ご飯~
スープを食べ終わるとやっとメインのお昼ご飯の登場です。これはパパリサと言われるご飯です。ボリビアでは芋の種類が何百種とあると言われています。私も多すぎて全然わかりませんが、パパリサは皮をむかなくていい小さなじゃがいもで作られたものです。
ボリビアに来て一番困ったことが、調味料の少なさです。このパパリサも同様だいたい煮込み料理はターメリックとクミンやトウガラシなどの調合してある調味料が使われます。そのため、だいたいどの料理も同じ味がします。そして何より決めては大量の塩。ご飯を炊くのにも塩と油でお米をいためてから炊きます。
~デザート~
ボリビアでは日本では青や黄緑などの考えられないような色のケーキがたくさんあります。ケーキの味はドゥルセ デ レチェといわれるミルクジャムとキャラメルを足したような味が最もおおく、スポンジにはおそろしいほどのリキュールがかけられており、食感は砂糖です。笑 こっちにきて初めてケーキを食べたとき、湿ったスポンジに砂糖の食感、なんとか流し込もうと飲んだコーヒーの甘さに鳥肌ものでした。2センチ幅程度に切り分けてみんなで食べるのが主流なのですが、いまだに最後までおいしく食べられていません。
他にもたくさんのボリビア料理がありますが、今回はこのへんで!ボリビアには、日本から移住した日系人の方や日本人の方もたくさんいるので日本食レストランも、日本食材も豊富でボリビアご飯が食べられなくてもとくに困ることはありません。私は毎日日系人の方に感謝をしながら自炊をしています。