NEWS NO.198(2016年度)
道の人材育成に協力 GISを用いた農村管理
2月20日(月)と21日(火)に、本学園と北海道との包括連携協定に基づく事業の一環として、環境共生学類の金子正美教授(環境GIS研究室)らが講師となり、北海道農政部農村計画課、振興局、関係団体の職員を対象としたArcGIS中級研修が開催され、43名が受講しました。
道は農村管理の手法としてGISの利用を推進しており、今回の研修は、それに携わる技術者の養成を目的に実施したもので、今年で2年目となります。
農村管理へのGIS利用については、過去に整備した農地や農業水利施設等の場所、面積、時期、工法などの履歴や健全度を判定した機能評価を一体的に電子化し、蓄積することで、様々な場面での活用が期待されています。また、蓄積されたデータを活用して、地域の将来構想づくりへの活用も検討されており、非常に有効なツールとして期待が持たれています。
参加者は、1日目にGISの機能や操作性についての講義を受けた後、実際に農家情報等を地図へ落とし込むマッピング作業を行いました。2日目には、1日目に引き続きGIS操作の実習を行った後、リモートセンシングに関する講義を受け、高さデータによる分析実習などを行いました。
本研修は今後も計画されており、次年度はさらに高みを目座す上級研修の実施も予定されています。
酪農学園大学エクステンションセンターより(2017.02.21)