NEWS NO.41 (2017年度)
本学が(一社)鳥獣管理技術協会とカリキュラム連携
-より実践的な鳥獣対策の人材育成に向けた認定プログラムを導入-
北海道のみならず日本各地で野生動物による農林業被害や生態系被害が相次ぎ、人間社会との軋轢が深刻化しています。本学農食環境学群環境共生学類(学類長:佐藤喜和教授)では、野生動物学コースにおいて、野生動物の保護管理学に基づく専門的な知識や調査技術を有する専門的な人材の育成に注力してきました。
さらなる“実践的な”人材の育成に向け、このたび本学類の野生動物学コースでは、(一社)鳥獣管理技術協会が認定する「鳥獣管理士」資格制度について、カリキュラム連携を取得しました。この資格は、農作物被害、生態系被害、生活安全など、人と野生鳥獣の軋轢に関する地域課題の解決を担う人材の技術的能力を認証することを目的としており(協会HPより)、資格試験を受験するためには野生動物の保護管理に関する様々な講習や専門的教育を受ける必要があります。
このカリキュラム連携では、本学類の野生動物学コースで開講される専門科目や、実習の単位を修得することで受験資格が取得できることとなり、大学のカリキュラムが認証されたのは全国初の事例です。
近年は、地方自治体においても野生動物対策の専門家を雇用する動きが活発化しています。また、環境省では、各都道府県の野生動物保護・管理に従事する専門職員数を2015年度より公開しているほか、農水省でも被害対策をコーディネートする人材育成や地域リーダーの養成支援を行うなど、地域が抱える課題を解決する実践的能力を有する人材が求められています。
カリキュラム連携の詳細については、7月22日(土)、23日(日)に本学で開催するオープンキャンパスにて特設ブースを設け、入学希望者に説明を行う予定です。
■本件に関するお問い合せ先(学園広報室)
TEL:011-388-4158 FAX:011-388-4157 E-mail:koho@rakuno.ac.jp
酪農学園大学 農食環境学群 環境共生学類 担当:伊吾田・赤坂