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亀岡笑講師が「第245回日本作物学会」論文賞を受賞

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NEWS NO.4(2018年度)

亀岡笑講師が「第245回日本作物学会」論文賞を受賞

「第245回日本作物学会」が3月29日に宇都宮大大学で開催され、循環農学類の亀岡笑講師(栽培学研究室)が論文賞を受賞しました。

< 概要 >
日本作物学会発刊の「Plant Production Science」という英文誌において、2016年度に掲載された論文の中から優秀論文として選出されました。掲載号: Plant Production Science 19 (3): 411-419論文タイトル:Developmental Plasticity of Rice Root System Grown under Mild Drought Stress Condition with Shallow Soil Depth; Comparison between Nodal and Lateral roots

 

 

 

 

 

 

 

 

< 研究内容のあらまし >
イネの根は「節から発生する節根」と「節根から発生する側根」とで構成され、それぞれは形態や機能が異なり、水吸収に対して重要な役割を協調的に担います。
本研究では、節根と側根とで各強度の乾燥ストレスに対する発育の応答性が明確に異なることを、段階的な水分勾配を作り出す特殊なフィールド条件下(図: ラインソーススプリンクラー法)で明らかにしました。

 


 

< 受賞のコメント >

このような賞をいただき大変光栄です。
根は地中にあるため実際に見る機会はなかなかありませんが、植物の生存・成長にとって重要な役割を果たします。
受賞を研究の励みとし、今後もイネの根の謎を解き明かせるよう精進します。

 


< 現在の研究との関連性 >
本論文の研究成果を生かし、「イネ根の発育的可塑性を生かした節水栽培法の体系づくり」に取り組んでいます。研究成果は、国内外の稲作において、収量・品質を高めるための水管理の改善に貢献すると考えています。
実際に酪農学園大学に赴任してから新規研究として着手し、 昨年度の卒業生が2016年度・2017年目の成果を卒業研究としてまとめ上げました。


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