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Channel: 在校生の方へ –酪農学園大学 | 獣医学群・農食環境学群
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実践酪農学で実習体験を発表

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NEWS NO.17(2014年度)
実践酪農学で実習体験を発表

 

本学農食環境学群循環農学類「実践酪農学コース」では、2年生の前期と3年生の後期に各4ヶ月間ずつ酪農家に入り実習をしながら学びます。教養や知識だけではなく、それを現場で生かす「実学教育」の試みです。

5月30日(金)の講義では、この実習に参加した3名の学生が、その体験談を発表しました。

 

P1040511●循環農学類4年 曽川満恵さん

 

「2年前期に鹿追町の高橋牧場、3年後期に浜中町の岩松牧場で実習をしました。

鹿追町での1日のスケジュールは、5時起床、それから9時まで除糞、哺乳、搾乳などの作業をします。9時半から16時までは授業と自由時間で、16時か19時までが午後の作業でした。自由時間がかなり長く、朝と晩に牧場に通うという生活です。浜中町では牧場内のトレーラーハウスに住んでいたので、作業は朝昼晩で、5時から8時まで搾乳などをして、8時半から10時までが自由時間、10時から12時まで作業、14時まで自由時間、それから18時まで除糞や搾乳作業を行いました。

毎日の授業は、パソコンを使ってネットで録画を観て受けます。授業によってはレポートや課題の提出もありました。月に一度、集中講義があり、担当の先生が来て2日間かけて授業をしてくれます。

生活面については、鹿追町では月額8万5千円が支給されて、町営住宅に入って自炊をしました。スーパーがすぐ近くにあって便利でしたが、住宅には食器や調理器具、布団、洗面道具などがないので、全て自分で揃えなければなりませんでした。浜中町では三食付きなので、持ち物は着替えだけで十分でした。

この実習を受けて良かったと思うのは、長期なので一連の作業をしっかりと経験できたことでした。農家の方だけではなく、町の人たちとも知り合い、仲良くなれました。集中講義では、先生が親身になって教えてくれました。

困ったのは、学校の友達にほとんど会えなかったことで、寂しかったです。取りたい授業を取りにくいというデメリットもあります。たくさんのことを学べますが、その分野が限定されます。

実習の最中は毎日が楽しいことばかりではなく、休みをもらって江別に帰る時が待ち遠しかったときもありましたが、いざ終わってみると、延長してまだいたいと思いました。実習が終わった後も牧場を訪ねたり、連絡を取ったりして、今も繋がりが続いています」。

 

P1040549●循環農学類3年 高橋亮さん

 

「2年前期に、鹿追町の浅野牧場で実習をしました。実践酪農学コースを選んだのは、僕は千葉県出身で実家が酪農家なので、北海道の酪農をしっかり見てみたいという気持ちからでした。高校は普通校で農業経験はなく、実家で搾乳をしたこともなかったので、勢いで選んだ感じもありました。

実習では朝3時半に起床、4時から8時半まで午前の作業を行い、9時から14時までは自由時間です。14時から19時までが午後の作業で、22時半に就寝でした。午前の作業は、搾乳、除糞、清掃、給餌などです。午後は除角や削蹄、牛洗い、除糞などをします。作業で気づいたことは必ずメモを取り、親方に報告します。

週1日の休みの日は、遊びに行くよりも、とにかく疲れて寝て終わるという感じでした。地域の行事に参加する機会はとても多かったです。共進会や農民運動会、ミニバレー、マラソン大会、花火大会など、そこでいろいろな年代の人と会って話ができ、大学での学生生活ではわからない、いろいろなことを知りました。そのおかげで、考え方も変わったと思います。

日々の実習では生き物を扱う難しさ、大変さを実感できましたし、一つひとつの作業をしっかりと徹底することがどれだけ重要なのか認識しました。大学に戻って何をしなければならないか、自分にとって必要なものは何か、この実習で見つけることができるかもしれません」。

 

P1040563●循環酪農学類3年 田口結貴さん

 

「2年前期に、浜中町の二瓶牧場で実習をしました。朝4時に起床して、5時半から搾乳、放牧、牛舎清掃をして、9時から15時までは自由時間です。15時から牛を牛舎に入れて、19時まで搾乳や後片付けをします。きつい作業というのはそれほどありませんでした。休みは週1日で、ケーキを作って二瓶さんにプレゼントしたりしました。

私は人見知りなんですが、この実習で農家さんと仲良くなれて、人見知りを克服できた気がします。牛舎には農協の人や獣医さんなどたくさんの方が出入りするので、いろいろな話を聞けて勉強になりました。違う国から来ている学生とも仲良くなれました。何より、実習に行く前よりも牛が好きになり、酪農をやりたい気持ちが強くなりました」。

 

 

 

 

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