NEWS NO.41（2014年度）
「人と動物の素敵な関係講座Ⅱ」を開催
エクステンションセンター生涯学習課主催の「人と動物の素敵な関係講座Ⅱ」が、7月５日（土）午前９時より、本学研修館で開催されました。受講者は２８名で、２０代から８０代の方までの幅広い年齢層の方々の参加がありました。
講義１は、獣医学類打出毅教授（伴侶動物内科学Ⅱユニット）による「中齢～高齢犬で多く見られる疾患」をテーマに講義をされました。動物の病気の今昔ということから講義は始まり、ワクチン、予防薬、飼育環境の改善により感染症は減ってきたが、最近は人の生活習慣病と同じがんや免疫疾患、心臓疾患、代謝性の病気が多くなったという現状を話されました。その代表的な病気ごとの症状を写真や動画で紹介し、診断や予防、治療の方法を解説され、講義は終了しました。
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講義２は、獣医学類遠藤能史講師（伴侶動物外科学Ⅱユニット）による「高齢犬・高齢猫の悪性腫瘍の診断と治療」をテーマに講義をされました。まず、動物の３大癌治療の中心である外科治療の利点と問題点を解説していきました。その後、動物の癌治療は早期発見、早期治療が重要であり、動物の口の中をよく観察し、異常を早くみつけることや体を触ってしこりを早くみつけること、また１０歳以上の犬などは半年に1回くらいの割合での健康診断受診の重要性などを話されました。また、レントゲンと超音波検査の利点も話され、多くの悪性腫瘍は外科的にコントロール可能であり、日常の注意深い観察と早期発見により、体の機能を維持できる可能性があるとまとめられ、講義は終了しました。
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「人と動物の素敵な関係講座」は、獣医学群の全面協力により、７月１２日にも「人と動物の素敵な関係講座Ⅲ」が開催されます。
酪農学園大学エクステンションセンターより（2014.07.09）