NEWS NO.62(2013年度)
寄贈された貴重な動物標本を野生動物医学センターに搬入
本学獣医学類の浅川満彦教授(獣医寄生虫病学)が7月20日・21日に、遠軽町の社会福祉法人 北海道家庭学校(永井 信 理事長)より寄贈された貴重な動物標本を本学の野生動物医学センター(WAMC)に搬入しました。
北海道家庭学校は1914年に設立された男子の児童自立支援学校で、全国で唯一の社会福祉法人による運営が行われています。本学卒業生が酪農指導をしていることから、「活躍する同窓生」でも掲載しております。
今回の経緯は、北海道家庭学校が2014年に創立100周年を迎えるにあたり、同校に併設されている博物館を移設することとなり、所蔵されている古い動物標本を専門機関に移管することが決定し、その寄贈先が本学WAMCとなりました。
動物標本は約120点で、タンチョウやクマタカ、クマゲラなどの希少鳥類のほか、ワニ・オオトカゲなどの爬虫類、センザンコウやアルマジロなど海外の哺乳類など貴重なものが含まれ、今後の教育に有効活用されることとなります。
しかし、高い湿度下の状態で長年保存されていたため、カビや破損も見られました。
遠軽から運搬した後、浅川教授のゼミ生およびWAMCで博物館学芸員課程の学内実習を選択した学生の協力のもと、緊急的に洗浄、そして登録をして、WAMCに併設した倉庫に収納しました。
一部の標本は公開授業「獣医の卵たち(哺乳類編)」で早速活用されましたが、大部分の標本は徐々に補修をしていくこととなります。今後、展示されることをご期待ください。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |