NEWS NO.70(2013年度)
「たのしい理科講座(第2回)」開催
本学のエクステンションセンター生涯学習課が主催する「たのしい理科講座(第2回)」が8月11日(日)本学C8号館微生物実験室で行われました。7月21日に続いての開催となり、小学低学年から80歳代の方まで幅広い年齢層の方々23名が参加されました。
講義1は、食と健康学類 小野寺秀一教授(食品栄養科学研究室)が「きょうからでんぷん博士になろう」をテーマに講義を行いました。小野寺教授は、「でんぷん」についての基礎的な内容から、普段身近に使用している工作・洗濯のり、紙、肥料などに幅広く使われていることを話し、野菜と果物、キッチンペーパーとコピー用紙にヨウ素液をかけどんな反応が起こるかという比較実験を行いました。参加者は、身近なものだけど、知っていそうで知らないことが多い「でんぷん」について学び、実験結果を興味深く観察していました。


講義2は、循環農学類 玉利和弘教授(学校経営論研究室)が「アッと驚く身近な化学実験」をテーマに講義を行いました。この講義では、3つの実験を実際に行い、別の2つの実験を口頭で説明しました。今回の実験の中心は「ビタミンC」で、希ヨードチンキと併用すると酸化を進め、薬の働きを打ち消してしまうことや、電子を受け渡す働きがあり、環境に優しい燃料電池として注目されていることなどを話しました。参加者は、実験の手順を説明する先生の手元を真剣な表情で見つめ、化学のもつ不思議さや面白さを自らの手で実験することにより感じていました。


「たのしい理科講座」は7月21日の第1回目、8月11日の第2回目と合計4講座を実施しました。親子で、また小学生とご年配の方が楽しそうに会話や実験を行う様子が多く見受けられ、大変微笑ましい講座となりました。
今後のエクステンションセンター主催の市民公開講座は“こちら“で確認ができます。たくさんの方々のご参加をお待ちしております。