NEWS NO.168(2014年度)
東フィリピン大学と学術交流協定を締結
本学は東フィリピン大学と3月2日、学術交流協定を締結しました。調印式は本学で行われ、本学からは干場信司学長以下、関係者10名が出席、東フィリピン大学からは、マー・P・デアシス学長以下、関係者5名が出席しました。
本学は海外の大学・研究機関等40件と協定を結んでいます。東フィリピン大学とは、2002年に15件目の協定を結んでいますが、当時は双方の獣医学部の間で交わされた協定だったことから、今回改めて大学全体として学術研究を中心とした交流を進めるため、協定書が交わされました。
干場信司学長は、「すでに学生同士の交流はありますので、獣医学だけではなく、農学にも交流や研究範囲を広げていきたい」と期待を込めました。
マー・P・デアシス学長は、「学生同士の交流・学びの分野が広がることに期待しています」と話しました。
東フィリピン大学は、フィリピンの中央部サマル島の北岸に位置します。
1918年に、その前身であるCataman農業学校として設立され、1964年に東フィリピン大学と名称を改め、総合大学として承認されました。
現在では、農学、獣医学、経営学、工学、法学、科学など9学部を擁する総合大学となりました。ビサヤス(Visayas)地域最大の州立大学であり、フィリピン国内でも屈指の高等教育機関として知られています。
これまで、本学では15名の学生がフィリピンで熱帯獣医学などを学び、東フィリピン大の学生らは本学で先進獣医学とその技術を学びました。今後、フィリピンの気候変動に伴う人獣共通感染症や農学の共同研究へと広がっていくことが期待されます。