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Channel: 在校生の方へ –酪農学園大学 | 獣医学群・農食環境学群
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「国際交流フェア2015」開催

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NEWS NO.14(2015年度) 

「国際交流フェア2015」開催

 

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 「国際交流フェア2015」が4月24日(水)10時から18時まで、本学中央館2階にて開催されました。

(独)国際協力機構(JICA)、(公社)国際農業者交流協会、(公財)北海道農業公社、(特非)日本青年海外派遣センターの4団体による個別相談、学生・卒業生らによる海外体験談の発表が行われ、青年海外協力隊や農業研修、留学に関心を持つ学生およそ70名が訪れました。

 

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P1180378  団体による個別相談ブースで、担当者に熱心に質問をしていた牧野陽太さん(循環農学類4年)は、「卒業後は実家の酪農業を継ぐつもりなのですが、その前にニュージーランドで1年間の研修をして、放牧酪農について学びたいと考えており、話を聞きに来ました。具体的な内容を詳しく知ることができて、とても良かったです。放牧酪農をしっかりと学び、将来はぜひ地元で実践したいと思っています」と話しました。

 

 中央館談話室では、「World Report」と題して、在学生や卒業生などが海外での体験を発表しました。

 

P1180334☆山田芽吹さん(獣医保健看護学類2年)
 カナダ・アルバータ大学 夏季短期研修・集中英語コース
 期間:2014年8月~9月の1カ月間

  「アルバータ大学の私のクラスは、日本人は3人だけで、ベトナムやインドなどからの留学生たちが来ていて、カナダだけではなくさまざまな国の文化に触れることができました。外国に行くのは、単に英語を学ぶだけではなく、異なる文化や考え方を学ぶことができ、視野が広がります。私は動物が大好きなので、ペットを連れている人を見かけるたびに、声をかけて触れさせてもらいました。カナダでは、ペットのしつけがとてもしっかりとしているのが、印象的でした」。

 

 
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☆勝田遙香さん(獣医学類2年)

 カナダ・アルバータ大学 夏季短期研修・集中英語コース

 期間:2014年8月~9月の1カ月間

 

 「アクティビティでは、動物保護施設や民俗資料館を訪れたり、ロッキー山脈でカヌーに乗ったりと、貴重な体験ができました。動物園では、獣医学生だということで、一般には公開されていない裏側も見学させてもらうことができ、とても良い勉強になりました。1カ月間があっという間に思えるくらい、充実した時間が過ごせました。もっと英語が上手くならないとコミュニケーションが取れないと実感し、英語を勉強しようというモチベーションがますます上がりました」。

 

 
P1180452☆朝日美里さん(農業経済学科2009年度卒業)

 (公財)北海道農業公社主催の海外農業研修(アメリカ)

 期間:2013年3月~2014年3月の1年間

 

 「最初はアメリカのノースダコタ州で、放牧酪農をしている牧場に実習に入りました。ところが、そこは牛の個体管理があまりしっかりしておらず、経営に行き詰まり、給料を払えないということで、ミネソタ州の繋ぎ飼いをしている牧場に移ることになりました。そちらはしっかりと個体管理をしており、牛舎を清潔に保ち、牛をとても大切に飼っていました。一口にアメリカの酪農といっても、農家によって全くやり方が違います。日本では規制が厳しいですが、アメリカでは牛に耳標をつけることなども義務ではなく、農家の裁量に任されていて、自由度がとても高いことを実感しました。牧場では日常的にと畜解体を行っており、日本ではと畜場法があってできないことを説明すると、驚かれました。

 これから海外で研修をしたいと思っている方は、どうして自分が行きたいのかをしっかりと考え、目標を定めることで、より多くの成果が得られると思います」。

 

 
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☆近藤加奈子さん(国際交流課臨時職員)

 (独)国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊(タンザニア)
 期間:2010年6月~2012年7月の2年間

 

 「運良く派遣先が第一希望のタンザニアに決まり、これも縁だと決意して、勤めていた会社を退職して青年海外協力隊に参加しました。広報部に所属し、研修所で広報に関する技術を教える予定だったのですが、現地に赴くと、研修所である学校にはスタッフは誰もおらず、水は出ず電気も通じていない、空き家のような状態でした。とにかく自分でできることをやろうと、HPを立ち上げたり図書室の整備をしたり、人を集めるためにスポーツ講座を開いたりもしましたが、継続的な活動には結びつきません。そこで、村の人々に要望を聞いたところ、『道を作って欲しい』と言われました。あちこち奔走して日本のNGO法人から資金援助を取り付け、地域住民と力を合わせて、紆余曲折がありましたが、なんとか道路を完成させることができました。

 上手くいかないことだらけで、おまけに、病気になったり強盗に遭ったりもしましたが、たくさんのことを学びましたし、支えてくれた方たちに感謝の気持ちでいっぱいです。地域に密着した活動を2年間やり通せたことを、誇りに思っています」。

 

 
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☆角田惣一朗さん(循環農学類4年)

 公益社団法人 国際農業者交流協会主催の海外農業研修(デンマーク)

 期間:2013年3月~2014年3月の1年間

 

 「実家は農家ではありませんが、早くから酪農家を志して、高校は酪農部に入りました。本場の酪農を知りたいと思い、大学2年が終わった時点で1年間休学して研修に行きました。

 研修先の農場は、80haの土地で経産牛100頭と未経産牛100頭を、農場主と私とタイ人研修生の3人で運営していました。少ない人数で運営できるように工夫されており、給餌器や飼料配合機、糞尿処理などのシステムを上手く取り入れていました。例えば、濃厚飼料の配合機を使うと、3時間の作業で経産牛100頭の1週間分の飼料を準備できます。年5回の牧草の刈り取りは、業者に委託していました。

 デンマークを選んで良かったのは、研修生の自分を、一人前の従業員として、また家族のように扱ってくれたことです。従業員として、難しい作業や責任ある仕事を任せてくれたので、日本ではできない経験ができ、大きな自信になりました。また、家族として趣味のつきあいもさせてもらい、デンマークの文化を体験できました」。

 

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