NEWS NO.16(2015年度)
本学学生が育てた黒毛和牛肉が最高等級「A-5」に格付け
酪農学園フィールド教育研究センター・肉畜生産ステーション(元野幌)では、約60頭の黒毛和種や日本短角種などを飼育しています。学生が飼料設計も行い、牛の世話も行いながら研究する実学教育を行っています。
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飼料は濃厚飼料の量を減らして、ビール粕やふすま、小麦など地域にある粗飼料を有効活用しながら、肉質の良い牛の飼育について研究しています。黒毛和種についてはビール粕サイレージを肥育用飼料に2割強を混ぜ、農場産の牧草を最後まで飽食給与して肥育しています。
3月に黒毛和種の去勢牛3頭を出荷し、すべての牛の枝肉が最高等級のA-5に格付けされました。
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その牛肉がJAいわみざわAコープであえーる店にて4月24日(金)から販売されることになり、初日に、酪農学研究科修士1年の石原功一さんと循環農学類4年の増田萌李さん(家畜繁殖学研究室)が、研究の成果を把握するため、自分たちが育てた牛の肉がどのように販売され、消費者の評価はどうかなどについて調査しました。
ふたりは、「お客様に、どのように牛を育てているかを説明したのは良い経験になりました。試食したお客様から、美味しい、やわらかいといった声を聞き、また明日から頑張って牛の世話をしようという気持ちになりました。これまで以上に研究を重ね、良い牛を作っていきたいです」と話しました。
循環農学類の堂地修教授(家畜繁殖学研究室)は、「生産者が消費者の顔を知るのは大事なこと、今日の経験を研究に生かしていってほしい」と話しました。
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