NEWS NO.97(2015年度)
蔬菜園芸学の公開ゼミナールを開催
本学の農場生態学研究室(循環農学類 園田 高広教授)では、9月2日(水)10時から11時に、本学中央館2階の談話室で、蔬菜園芸学の公開ゼミナールを開きました。
講演では、イタリア・トリノ大学農学部のシルバーナ・ニコラ博士(国際園芸学会 副会長 、北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター 特任教授)が、「土を使わない野菜つくり」の演題で、植物工場からローコストなシステムまで、さまざまな水耕栽培の事例を紹介するとともに、水耕栽培のメリットが説明されました。また、水耕栽培は、水産や環境といった異分野とのコラボレイションの可能性があることも示唆されました。
夏休み期間中のため学生の参加者は10名程度でしたが、廃液の処理や農薬の養液への混入に関する質問などが飛び交い、「世界の水耕栽培の状況を知る貴重な機会となりました」と感想を述べました。