NEWS NO.160(2015年度)
洞爺湖町で「火山のめぐみ ジオピザを食べて学ぼう」を開催
本学の吉田磨(おさむ)准教授(環境共生学類・環境地球化学研究室)と筒井静子准教授(循環農学類・食物利用学研究室)は、本学と地域連携協定を締結している洞爺湖町をフィールドに、共同研究「環境資源「大地の恵み」を活用した観光による地域振興の科学」に取り組んでいます。
その一環として、12月12日に洞爺湖ビジターセンター・火山科学館において、「火山のめぐみ ジオピザを食べて学ぼう」という行事を開催し、食物利用学研究室の学生がジオピザ作りを実演、環境地球化学研究室の学生が洞爺湖の自然環境について解説しました。会場には、地元の子どもたちや観光客など約70名の方々の参加がありました。
地元の洞爺湖ビジターセンター・火山科学館の安藤達哉氏、一般社団法人洞爺自然環境共生センター代表の室田欣弘氏にもご協力いただきました。
ジオピザは、洞爺湖有珠山ジオパークの食材を使い、有珠山の溶岩プレートの釜で焼いたピザのことで、今回は、シカ肉やリンゴを使った2種類のピザを提供しました。
また、洞爺湖の自然環境も火山から生まれた「大地の恵み」であり、後世に残すべき自然資源ととらえ、スライドやポスター発表により来場者に解説しました。本学と洞爺湖町との連携協定についても解説し、これまで地域とともに取り組んできた様々な活動を来場いただいた地元の方や観光客にアピールすることができました。
今回の行事は、「大地の恵み」を活用した観光による地域振興の可能性について、今後の発展が期待できる貴重な機会となりました。