NEWS NO.2(2016年度)
2016年度入学式を挙行
~877名の門出を祝う
4月6日(水)、2016年度 酪農学園大学・大学院の入学式が本学体育館で執り行われました。新入生877名(循環農学類299名、食と健康学類171名、環境共生学類142名、獣医学類149名、獣医保健看護学類64名、大学院29名、編入23名)が、学生生活をスタートさせました。
式典は、とわの森三愛高校校長の榮忍宗教主任の司式のもとキリスト教の礼拝形式で行われました。
オルガンの前奏、招詞、讃美歌60番(第二編)を斉唱、聖書「ガラテヤの信徒への手紙 5章13-15節」の朗読と続き、祝福と導きを祈りました。
竹花一成学長は式辞の中で、「大学は何といっても『出会いの場』です。大学時代は本当の友人をつくるチャンスともいえます。社会人になってからも多くの知り合いはできますが、何の利害関係もなく、思い出を共有する友人というのは大学時代までにできることが多いものです。もしかすると今横にいる『何だこいつ』と思った人が生涯の親友になるかもしれません。特に最初のうちはあまり壁を作らず、多くの人と話してみてください。まず、今、皆さんの右左隣にいる人にあいさつしてみてください。今の一言が一生を変える言葉になるかもしれません。是非この大学で人との出会いの強さを知ってください。
私自身、人生を形づくるものは他者との出会いに他ならないと思っています。出会いは会話によって、より深いものになります。皆さんは意志の疎通ということを知っていると思います。これは会話により深くなるものですが、今はLINE、メールなどの文字が主体です。私の専門は解剖学ですのでその観点から、会話(言葉)は耳から入り(鼓膜)を物理的に振動させ、それが蝸牛に伝わり、そしてそれが内耳神経に伝わり、脳で判断されます。その他に顔を見て会話をすることでは表情が伝わります。すなわち少なくとも二つの要素により言葉はその内容と共に認識されます。しかし、LINE、メールでは文字だけで、視覚のみの判断です。これではこの文字の真意は十分に伝わらないのも無理ありません。どうでしょうか。今日からは他者との会話を是非楽しんでください」と述べました。
麻田信二理事長は、「私はちょうど50年前、大学に入学しましたが、大学紛争の時代であり、満足な学生生活はできませんでした。大学を卒業して10年位が過ぎたころ、既に退官していた恩師に何度も連絡し、ご意見をいただき、読むべき本を勧められ、大学時代にもっと勉強しておけば、先生ともっと交流していたならと思ったものです。
皆さん方は、将来に大きな夢を持って、このような崇高な理念を持ち、恵まれた環境にある酪農学園に入学されたわけです。先生や他の学生との出会いを大切にして、勉学に、サークル活動などに大いに挑戦してください。高い志を持って、広く世界に目を向けて、チャレンジ精神を忘れず、1日1日が充実した学生生活を過ごしていただきたいと願っています。酪農学園は、三愛主義と健土健民の理念にもとづく学校です。この学校で学ぶ事は、これからの時代、社会にとって最も重要なことであり、全世界に広めていかなければならないことです。皆さんには、しっかりと学びを深めていただき、我が国の発展と世界の平和に貢献する人間になっていただきたいと願っています」と、はなむけのあいさつをしました。
式典のあと、在学生が新入生の門出を祝い、花道をつくって迎えました。その後、学類ごとに懇親会が行われました。
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讃美歌斉唱 | 式辞 | 隣人にあいさつする新入生 |
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