NEWS NO.103(2016年度)
Dear RGU ~JICA 青年海外協力隊 ボリビア報告Ⅳ~
こんにちは。細川知世です。ボリビアも冬が終わりに差し掛かり、最近はだいぶ暖かくなってきました。今回は活動の話をしたいと思います。バジェグランデでは、2013年からプラスチックの分別回収が始まり現在では4種類の分別回収が行われています。そんななかでの私の仕事は、バジェグランデ市役所廃棄物課での住民や学校に対する3Rやごみ分別に関する環境教育です。
昨年の2月(ボリビアの学校でいう新学期)から同僚とともに各学校で、清掃コンクールを実施しています。清掃コンクールとは、各学校の共用の分別用ゴミ箱、校庭・教室のきれいさ、各クラスの分別用ゴミ箱の分別状況などを評価しバジェグランデ市のどの学校が一番環境に配慮しているかを競うものです。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Clik here to view.

写真:共用分別用ゴミ箱
日本では教室の中にゴミ箱があることは、わりと当たり前のように感じますがボリビアでは清掃担当の職員がいるため、当たり前なことではありませんでした。そのため、まずはじめに市役所の予算を使い
全校の全クラスに分別用の4色のゴミ箱を設置してもらうことから始まりました。
Image may be NSFW. Clik here to view. ![]() |
Image may be NSFW. Clik here to view. ![]() |
写真:各学校で作成した分別用ゴミ箱
現在は、各クラスにあるゴミ箱を元に生徒に対してゴミの分別指導を行っています。子どもたちは素直に吸収してくれますが、教員たちの意識改革が課題です。ボリビアでは、何かの対価がないと行動しない場合が多く清掃コンクールに関しても11月の学期末には優勝校には賞品を用意しなくてはなりません。なんとか自分たちの生活レベルに結びつけて賞品がなくても分別に取り組むように環境教育を実施していきたいと思います!
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Clik here to view.

写真:分別指導後の生徒たちと