■日 時: 2016年10月9日(日) 13:00開場/13:30~16:30
■場 所: 札幌国際ビル8階 国際ホール
(〒060-0004 北海道札幌市中央区北4条西4丁目1,さっぽろ駅8番出口横)
■入場料: 無料,事前予約可 定員150名
(sikadeer.symposium@gmail.com までご所属・お名前をお知らせください)
■開催趣旨
森林生態系において,急増したニホンジカによる林床の採食や樹皮剥ぎが各地で深刻化している.しかし森林生態系のみならず,
近年は釧路湿原を代表する湿地生態系においても,ニホンジカの個体数増加による影響が懸念されている.
本シンポジウムでは,長期的な植生及び埋土種子に関する知見を有する神奈川県丹沢山地での研究事例を参考に,
釧路湿原におけるシカ管理の重要性について,環境省環境研究総合推進費プロジェクトにより得られた最新の研究成果を報告し,
生態系維持回復に向けたシカ管理の在り方について議論する.
■プログラム
1. 開会あいさつ,趣旨説明(吉田剛司・酪農学園大学)
2. 推進費プロジェクト紹介(上原裕世・酪農学園大学)
「釧路湿原にて超高密度化状態となったシカの管理を成功させる戦略と戦術」
3. 講演
①田村淳・神奈川県自然環境保全センター
「丹沢山地におけるニホンジカ -植生と埋土種子調査の知見から不可逆的影響を知る-」
②黒沢信道・日本野鳥の会釧路支部/NPO法人トラストサルン釧路
「釧路湿原における希少種保全とニホンジカ」
③稲富佳洋・道総研環境科学研究センター
「判明したシカの動向と,湿原生態系の回復に向けたシカ管理」
4. パネルディスカッション(コーディネーター:小林聡史・釧路公立大)
5. 閉会挨拶
■主 催
酪農学園大学,北海道立総合研究機構環境科学研究センター,釧路公立大学