NEWS NO.30(2018年度)
獣医学群・獣医保健看護学類 浅川満彦教授(獣医寄生虫病学)が
独立行政法人日本学術振興会「平成30年度ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞」を受賞
このたび、獣医学群・獣医保健看護学類 浅川満彦教授(獣医寄生虫病学)が独立行政法人 日本学術振興会「平成30年度ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞」を受賞しました。平成25年度に本表彰制度が設立されて以来、本学としては獣医学類の岩野英知教授に続き、2人目の表彰者になります。
日本学術振興会では、科学研究費助成事業(科研費)の支援により生まれた研究成果の社会還元や普及推進を目的として、「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI(研究成果の社会還元・普及事業)」と題し、小学5・6年生、中学生、高校生を対象とした、科学の興味深さや面白さを分かりやすく発信する体験型プログラムを公募実施しています。
小学校5・6年生を対象にした、浅川教授のプログラム「獣医の卵達と一緒に、野生動物保護とその病気の関係について考えよう!」は、2013年度より今年度に至るまで毎年度採択されており、今年度が6回目の実施となります。
今回浅川教授が受賞した「ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞」は、我が国の将来を担う子どもたちの科学する心と知的好奇心の向上への貢献を讃えるとともに、科研費による研究成果を積極的に社会・国民に発信することを奨励するために設立された表彰制度であり、本年度は、本事業に関わる全国の研究者のうち、これまでに実施代表者としてプログラムを5回以上実施した27名が表彰されました。
7月12日(木)、竹花一成学長より表彰状と記念品が手渡され、竹花学長から「学生や院生の方々が子どもたちの中に入っていき、科学の楽しさを伝える活動を5年間も続けられたことに、感謝申し上げます。今後も浅川先生と学生さんたちのパワーで継続していただき、ここで学んだ子どもたちが科学や研究に興味を持って、将来その道に進むことになれば、日本学術振興会のこの取り組みの目的にかなうと思います」と声が掛けられ、浅川教授は「今まで続けていてしんどいと感じたこともあり、本学研究支援課のみなさんの大きな支援がなければ、続けることはできませんでした。また、事業では学生さんに教壇に立ってもらっていますが、それは彼ら自身の教育にもなっています。子どもたちを相手に慣れないことをよくやってくれており、私は良い学生に恵まれていると感じています。これからもみなさんのご協力をいただきながら、このプログラムを続けていきたいと思います」と述べました。
また、ひらめき☆ときめきサイエンス事業については、本年度も8月9日(木)、8月10日(金)に獣医学群 浅川満彦教授が実施代表者の小学生向け事業を、8月2日(木)、3日(金)に岩野教授が実施代表者の中学生向け事業を実施予定となっています。
ひらめき☆ときめきサイエンス事業のホームページ
http://www.jsps.go.jp/hirameki/index.html