NEWS NO.32(2018年度)
食と健康学類で、キッチンカーを使った「乳和食」調理実演
本学・食と健康学類では、7月12日(木)に本学C2号館前の駐車場を使って、キッチンカーで乳和食を調理する授業(フードコーディネート論)を実施し、4年生75名が受講しました。使用したキッチンカーには、スチームコンベクションオーブン(熱風とスチームを使うことで、「焼く」「蒸す」「煮る」「炊く」「炒める」ができる多機能調理器)を搭載しています。
このキッチンカーを使って乳和食を調理するのは、全国初の取り組みです。
乳和食とは、和食に牛乳やヨーグルトなどの乳製品を使用することで、日本人に不足しがちなカルシウムを補うとともに、乳製品の旨味を活かした減塩効果が期待できる調理法です。授業では、本学の健土健民牛乳を使った「乳清ごはん」「さばのミルクみそ煮」「ミルク卯の花」「南瓜のミルクそぼろ煮」の4種類のメニューを調理しました。(一社)北海道乳業協会の乳和食推進活動リーダー・管理栄養士の登坂ゆい氏はガスコンロを使って通常の調理を行い、ホシザキ北海道株式会社の松田紫氏は同じメニューのキッチンカーでの調理法を実演しました。学生たちはそれを実際に見て試食することで、乳和食への理解を深めると共に、調理の見せ方や、移動式での食の提供を6次産業にどのように繋げていくかなど、「食企画の実践」について学びました。
受講した学生たちは「乳和食は食べやすく、思ったより乳製品の味がしないと感じた」「デモンストレーションが見ていて楽しかった」「スチームコンベンションオーブン(スチコン)は、簡単な調理法で手早くいろいろな種類の料理ができることに驚いた」などの感想を述べました。
授業を担当した宮崎早花講師(食物利用学研究室)は、「スチコンを利用した調理実演を学ぶ良い機会になったと思います。乳和食の普及活動は行っておりますが、キッチンカーを活用したスタイルは初めての試みです。本学の学生には全員『乳和食』を知ってもらい、周囲の方にどんどん広めてほしいです。この企画はホシザキ北海道株式会社様、(一社)北海道乳業協会様、そして大学内の様々な部署の方々のご協力のもと実施することができました。あらためて、皆様に感謝を申し上げます。」と話しました。