NEWS NO.26（2014年度）
「人と動物の素敵な関係講座Ⅰ」を開催
エクステンションセンター生涯学習課主催の「人と動物の素敵な関係講座Ⅰ」が、６月７日(土)午前９時より、本学研修館で開催されました。受講者は、２３名で、２０代から８０代の方までの、幅広い年齢層の方々の参加がありました。
講義１は、獣医保健看護学類内田英二教授（動物栄養学ユニット）による「高齢動物（犬猫）に起きる体の変化と栄養管理」をテーマに、ライフステージ栄養の重要性を解説されました。高齢犬、高齢猫の健康管理のためには、身体的特徴を把握し、加齢や運動量の低下などにより食餌の量や内容を調節し、動物を肥満にさせないことが最重要である。さらに、肥満の定義と病気との関連性、ペットフードやサプリメントの効果的な使い方を説明し、講義は終了となりました。
講義２は、獣医保健看護学類佐野忠士准教授（動物行動学ユニット）は「高齢動物の病気の特徴と理学療法」をテーマに講義をされました。高齢の動物に対してできることを考え、快適な飼育環境によるストレスの軽減がとても大切と話され、寝床などの環境整備や散歩と遊び、あるいは食事やサプリメントという個々の事象に関しての適量について解説されました。また、高齢動物の疾患として症例の多い骨関節の疾患について、臨床的特徴を説明し、リハビリについてのポイントを解説されました。講義は、「クリッカー」という機器を使い、講師の質問に受講者が回答し、その結果を講師が回答していくという双方向参加型の講義形式で行われ、またリハビリーグッズの使用方法やマッサージ方法のレクチャーも行われ、参加型の講義が展開されました。「人と動物の素敵な関係講座」は、獣医学群の全面協力により、７月にも２回開催されます。
酪農学園大学エクステンションセンターより（2014.06.19）