NEWS NO.55(2013年度)
2013年度 循環農学類・酪農学科セミナー(第5回)を開催
当セミナーは、循環農学類の教員が、酪農学についての研究発表や学会賞受賞講演および新任教員が自己紹介を兼ねた研究内容を発表する場として毎年複数回実施しております。

今年5回目となる今回は、4月に本学へ着任した循環農学類の高橋俊彦教授(畜産衛生学研究室)が7月18日に本学C1-302教室で『現場で脅威「BVDウイルス感染症」』をテーマに発表し、学生や教員20名が参加しました。

高橋教授は畜産衛生を専門とし、34年間にわたり獣医師として釧路管内で勤務、大動物臨床研究会の会長も務めています。
発表では、酪農、畜産現場で問題となっている感染症の中で特に注目されているBVDウイルスについて、遠軽町での取り組みが感染を減らした事例を挙げて、生産者と関係機関への啓蒙と協力体制づくりが大切であり、北海道からBVD感染をなくすためのプログラムを模索していきたい、と話しました。
質疑応答では、具体的な感染対策についてなど、参加者から多数の質問があり、活発なセミナーとなりました。