NEWS NO.58(2013年度)
~酪農学園初のタネウシなるか!?~
夢花平号の5年後に乞うご期待!!
本学の元野幌農場で4月9日に生まれた黒毛和牛の「夢花平号」が、”タネウシ”(種雄牛)候補として、11月に家畜改良事業団に買い上げられることが決まりました。
肉牛・乳牛ともに、雄牛が生まれれば通常は肥育用素牛になりますが、血統が極めて良く、枝肉成績が優れている場合は種雄牛候補となります。その確率は、生まれてくる雄牛のおよそ20,000頭に1頭ぐらいの割合です。ただし、買い上げられても直ちに種雄牛として世の中にデビューするわけではなく、さらに全国和牛登録協会の定めた条件に従って行われる『現場後代検定』という厳しい関門があり、これをクリアして選抜されれば、晴れて種雄牛として全国の和牛農家で活用されます。
今後、1年間育成された夢花平から精液を採取して雌牛に種付けを行います。そして、生まれた子牛は約2年半肥育されたのちに枝肉となって、日本食肉格付協会によって格付され、種雄牛としての能力判定を受けます。この厳しい関門をくぐり抜けられるか、大いに期待されます。
名号:夢花平号
生年月日:2013年4月9日
父牛:北平安
母牛:たかこ1(北海道育種価ランキング 31位)
母の父:第1花国