NEWS NO.171(2014年度)
本学学生が第11回日本獣医内科学アカデミー学術大会「看護アワード賞」を受賞
2月20日から3日間、パシフィコ横浜で開催された第11回「日本獣医内科学アカデミー学術大会」(JCVIM2015)において、本学獣医保健看護学類4年の松本将和さん(動物行動学ユニット:指導 佐野忠士准教授)が、「手術後の入院患者動物のストレス状態の評価」の発表で看護アワードを受賞しました。
日本獣医内科学アカデミー(JCVIM)は、獣医内科学分野の卒業後の教育を担うことを目的に、2002年に全国の獣医内科系の大学教員によって発足されました。
今回、獣医師や学生、関係者など2,600名以上が参加し、「臨床研究アワード」、「研究アワード」、「看護アワード」の各部門から2題ずつと、「症例検討アワード」4題が表彰されました。学生の受賞者は本学の松本さんだけでした。
松本さんは、本学附属病院で外科手術を受けた犬の「整形外科症例」、「眼科症例」、「腫瘍症例」を対象に、手術前、手術後、術後3時間、術後24時間に唾液と血液を採取し、急性痛ペンスコア(動物のいたみ研究会作成)を用いた疼痛評価とストレス関連物資の測定の関連性を調べ、手術後の患者状態評価を行い、獣医学の進歩に貢献する優秀な発表として表彰されました。
受賞の感想を松本さんは、「学術大会での発表は緊張しましたが、賞をいただけてとても嬉しかったです。私は幼いころ飼っていた犬の世話をしていて、獣医師になりたいと思っていました。難関である獣医をあきらめようと思ったときに、獣医保健看護学類が新設されることを知り、興味を持ちました。4年間の学びを経て思うことは、病気になった動物に寄り添い、少しでも痛みをやわらげてあげられるような看護をしていきたいと思っています」と話しました。