NEWS NO.187(2015年度)
学生地域定着広域連携事業を始動
長沼町で学生がフィールドワークを実施
本学をはじめとする江別市内4大学の学生たちに、自治体の魅力を知ってもらい、定住や就労につなげるよう支援を行う「学生地域定着広域連携協議会」が、昨年12月16日に、江別市を含む空知管内の自治体など19団体によって設立されました。
【協議会加入団体】
協議会事務局:江別市
江別市内4大学:酪農学園大学、北翔大学(短期大学含む)、札幌学院大学、北海道情報大学
自治体:栗山町、長沼町、由仁町、南幌町、三笠市、赤平町、江別市、芦別市
江別市内関係団体:江別市自治会連絡協議会、江別商工会議所、道央農業協同組合、江別市連合農事組合長会、
江別市社会福祉協議会、北海道友愛福祉会、福祉法人長井学園
各団体から委員が選出され、本学からは、環境共生学類の押谷一教授(資源再利用学研究室)が協議会委員に選ばれ、学生と自治体の仲介役として就職部が窓口となってサポートしています。
2月2日、本学は長沼町との共催事業として、長沼町の幅広い農業の取り組みをめぐるフィールドワークを実施しました。循環農学類を中心に食と健康学類、獣医学類、環境共生学類から合計18名が参加しました。
次の工程で実施されました。
9:00 酪農学園大学出発
9:50 メノビレッジ長沼 レイモンド・エップ氏「有機栽培等」
10:25 押谷農園「新規就農、販売戦略等」
11:00 ファームレストラン ハーベスト「6次産業化の取り組み」
11:30 昼食(ファームレストラン ハーベスト)
12:55 指導農業士 柴田佳夫氏「新規就農者支援」
13:30 (有)松村農場「直売、どぶろく製造等」
14:10 長沼町役場到着
14:20 開会のあいさつ 長沼町町長
14:30 基調講演
① 「これからの農業と地域振興」
農食環境学群 学群長 荒木 一秋教授(酪農経営学研究室)
② 「地域の資源を活かしたアグリ・ツーリズムなどの取り組み」
環境共生学類 押谷 一教授(資源再利用学研究室)
16:00 ワークショップ(ワールドカフェ方式)
「長沼町のこれからに期待すること」
地元の農業者などと一緒にワークショップを実施
18:00 閉会・長沼町出発‐大学で解散(18時30分頃)
押谷教授は、「農業やファームレストランなど農村における様々な事業は、これからの地域振興にとても重要な役割を担っています。
そこで、新規就農を希望している学生たちが、長沼町の農家の取り組みを視察し、地域の関係者と一緒にこれからの農業や農村地域のあり方、課題を考えるワークショップを企画しました。
この事業を通じて、長沼町のユニークな取り組みを知ってもらい、地域に愛着を持ってもらいたいと思っています。そして、将来的に若者に長沼町に住んでほしいというのが願いです。
まだ動き始めたばかりなので、こうした企画を行いながら、学生の理解が深まっていってくれたら良いと思います。今後も学類を問わず、広く学生の参加を呼び掛けていきます。また、4月以降はインターンシップなどを行っていく予定です」と話しました。