NEWS NO.11(2016年度)
Dear RGU ~青年海外協力隊 ガーナへの旅立ち
この春、本学の環境共生学類を卒業した茂北斗(北海道標茶高校出身)さんが、JICA青年海外協力隊のボランティア活動をするため、9月下旬に西アフリカのガーナに旅立つことになりました。期間は約2年間で、ヴォルタ州カジェビ・アサト高校にて、理科教師として赴任します。
[志望した理由は]
海外への憧れはありましたが、敷居が高い気がして、中々渡航に踏み込めませんでした。環境共生学類で実施している海外実習の参加をきっかけに、内モンゴルでの植林活動やフィリピンでのボランティア活動などに参加するようになり、次第に海外で仕事をしたいという気持ちが強くなりました。
環境GIS研究室では、JICAの外国人留学生の受け入れを積極的に行っていて、JICAの取り組み、海外とつながっていることを実感できる環境でした。身近な先輩たちが青年海外協力隊のボランティア活動をするため海外に飛び立って行ったときに、金子正美教授が「理科教員の免許を持っているのは強みになる」と、背中を押してくれたことが大きかったです。
[派遣先の高校は]
カジェビ・アサト高校は、生徒数約1,900名、教員数約80名うち理科科目教員は8名です。理科教育において、特に実験を用いた授業の質は十分ではないのですが、生徒の興味・学力の向上および配属先の理科教育の質と向上を図ることが求められています。教員を対象としたワークショップを開くなど、地域全体の教育の質の向上を期待されています。
[今後の目標]
自分に何ができるのか分かりませんが、とにかく、「人と仲良くなること」が目標です。すべてはそこから始まると思っています。僕は楽器が好きでドラムやエレキギターを弾くのが趣味なので、まずは音楽をきっかけに仲良くなれたらいいなと思っています。
自然豊かな環境を生かし、生きた教材を使った理科の授業ができたら良いと思っています。
茂さんは、出発までの間に、現地の人たちに役立ててほしいとゼミで修得したGISの知識を駆使し、ヴォルタ州カジェビのストリートマッピングを制作中です。